最新トルコ事情
コロナ禍が長引き、新しい生活様式にもなんとなく慣れてきた。
旅行に行きたい、パーティーしたい、宴会したい・・・そんな欲求も良くも悪くも薄れて、自分で何がしたいのかもわからなくなてきた。
そんな中、トルコに行ってきた。
渡航中止勧告
まず、最初に私の目に入ってきたのはこの6文字。
渡航中止勧告 「渡航」「中止」「勧告」
まさに絶望的。お国が、政府が、満身の力を込めて、「行くな」
と言っている。
「コロナ」そして「ウクライナ情勢」が重く、重く私の心にのしかかる。
渡航中止勧告 勝手な解釈
2020の2月ごろ、いよいよコロナがヤバくなってきたとき。安倍総理は学校を「臨時休校」にした。
世界的には「ロックダウン」という状態になり、行動が規制され、違反するものは法で裁かれた。
しかし、日本は学校こそ休校としたものの、「不要不急の外出は避ける」とか「県をまたいだ移動を避ける」と言っているだけで、その行動の規制には法的な拘束力は全くなかった。日本特有の「同調圧力」と日本人の「きまじめさ」だけが行動を規制する理由だった。
そして今回の『渡航中止勧告』
言葉じりだけをとらえると、「外国に行かないようにね。お勧めする。」ということだよね。
「行ったら、罰するよ」とか「行ったらもう、日本には入れないよ」とは言ってないよね。
そんな勝手な解釈で、私はトルコに行くことにした。
コロナ関連 感染症危険レベル
私がトルコ行きを決心した3月の始め。トルコは感染症危険レベルは「3」だった。
レベル3は「渡航はやめてください(渡航中止勧告)」
まだまだ、安心できる状況ではなく、世界各地では、そもそも外国からの入国を許可していない国も多くある。
でも、私は行かなくてはならなかった。チケット関係で渡航を決めたのは3月だけど、絶対に行くと決めたのは去年の7月でもう8か月経っていたから。
そして、仕事を辞めた。
<感染症危険レベル凡例>
レベル1 | 十分注意してください |
レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください |
レベル3 | 渡航は止めてください(渡航中止勧告) |
レベル4 | 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告) |
そんな、こんなで悩みながらも過ごした1か月。
そして、なんと、なんと4月の始めにトルコの感染症危険レベルは「3」から「2」に引き下げられた。
もう、これは行くしかない。
渡航準備
渡航のためにすべきこと。
パスポートの取得 | これは必須 |
旅レジの登録(外務省) | 渡航先の情報をメールやラインにて知らせてくれる |
トルコの保健省への登録 | トルコの公式サイトにて72時間前までに登録 |
コロナウイルスワクチン接種 | 3回以上がベスト |
PCR検査※ | 出国前72時間以内に受けたテストの陰性証明書 |
※PCR検査に替えて抗原検査(48時間以内)も可
始めにトルコ大使館のホームページにいくと「日本からの渡航者については、トルコに入国する14日以上前に新型コロナワクチンを接種したことを証明する文書または過去6か月以内に新型コロナウィルス感染症にり患したことを証明する文書を提示する必要がある」とあり、
どこに(トルコの保健省?)
どうやって(郵送?メール?住所は?アドレスは?)
これが本当にわからなくて悩みに悩んだ。
そして、上記文書を提示できない場合は、
「到着前、72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書、または到着48時間以内に受検した迅速抗原検査の陰性証明書が必要となる。」
とあり、14日以上前に書類を提出する方法がわからず、これにかけるしかないと心底不安になりつつ、準備だけは進めていった。
冷静に考えれば、これらの書類は「フライトのチャックインのときかな」と想像はつきそうだけど、本当に不安で「いつ?だれに?どうやって?」提示するの?
と悩み、フライトい時間のかなり前に羽田に着き、インフォメーションや航空会社関係の人たちに聞きまくった。
だれに?
どうやって?
「提示」するの❓
日本のインフォメーションや航空会社関係の人たちは、とても親切で、丁寧に説明し、問題を解決しようとし、私の不安が払拭されるような行動をとってくれた。
そもそも当たり前だけど、言葉が通じるということは、こんなにも心強いことなのか。のちのち、このありがたさはトルコに着いた後も、強く、強く、強く感じた。
日本語通じてよかったぁ❣
結果としては、PCR関係の陰性証明書や、コロナワクチン接種証明書はフライトにチェックインするときに提示すればいいことがわかった。これで一安心
22時のフライトで15時には羽田に着いていたから、7時間以上ある。朝から何も食べていなかったことを思い出してバーガーを食べた。
羽田はほとんどの店が閉まっていて、さながらゴーストタウン。数軒のファーストフードショップと小さなトラベル関係ショップだけが開いていた。現地で使おうと、小さめの小銭をいれる革の財布を買った。
羽田空港はさながらゴーストタウンのよう。ほとんどのお店は閉まっているし、人影もまばら。
コロナ禍なんだなぁと、今さらながら実感した。
トルコへ IN TURKEY
さあ、いよいよ搭乗のためのチェックインができる時間になった。
ドキドキしながら、カウンターへ。
搭乗手続きは実に簡単。トルコ本国の保健省にすでに登録も済ませているので、①パスポート ②コロナワクチン接種証明書のコピー ③72時間以内のPCRテスト陰性証明書を受け付けカウンターで提示してチケットをゲットすることができた。
スーツケースも預けて、身軽になり、やっと肩の荷が下りた。
この後、搭乗の一時間前に搭乗口へのチェックインを済ませて、無事に待機ロビーへ入場することができた。
チェックインで提示したのは、上記①パスポート ②コロナワクチン接種証明書 ③PCR検査の陰性証明書
さあ、いよいよフライトだ!めちゃくちゃ興奮してわくわくしてきた!!
いよいよ出発
搭乗開始時間になり、奥の座席の順から呼ばれていよいよ機内へ。
機内はこれといった、問題もなく、みなスムーズに席についていった。
フライト中2回の機内食サービスがあり、メインディッシュはチキンかヌードル、サイドディッシュとデザート、パン、飲み物、水、がセットになったものが配られた。
味付けはちょっと濃いめで、水がたくさんほしくなったけど、あまり飲むとトイレが近くなるからそこそこにした。ほとんど、全部食べることができた。
これは、朝食メニュー。オムレツとポテト、チーズのセットとフルーツ。オレンジジュース。
13時間の飛行の後、いよいよイスタンブールへ。
到着 IN TURKEY
トルコのイスタンブールでは、国内線や国際線への乗り継ぎの人も多く、約半分ぐらいの乗客がそのまま入国ゲートへ。
イスタンブール空港はかなり広く、出遅れてしまったので、周りにほとんど乗客もいなくなり、クルーの姿もなく、出口をさがすのにかなり、空港内をさまよってしまった。
入国 IN TURKEY
入国審査は実に簡単で、パスポートを見せただけで、すんなりとゲートを通された。
スタンプが欲しいかと聞かれたので、欲しいと答え、パスポートに押してもらった。
ひと昔まえは、パスポートにスタンプを集めて、とてもうれしい気持ちになったりしていたけど、現在はパスポートもデジタル化が進み、スタンプは必須ではなくなった。でも私は「実体」が欲しくて押してもらった。
税関のところにも誰もいなくて、「申請するものがあるか」「申請するものがないか」の分かれ道を迷うことなく「なし」を選んで誰もいない出口を出ることができた。
今回の目的地はトルコのやや中央部にあるESKISEHIR(エスキシュヒル)という都市。
イスタンブールからバスに乗り、いよいよトルコの休日の始まり始まり。
休日の始まり、始まり!!
トルコの旅②へつづく |
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