動物の出てくる英語のことわざ2 Amimal proverbs2 たぬき 馬 蜂 鳥
- 足下から鳥が立つ は英語で何て言うの?
- 足下から鳥が立つ、は英語で Many things happen unlooked-for.
- 鶏口となるも牛後となるなかれ、は英語で Better be the head of a dog than the tail of a lion.
- 蛇の道は蛇、は英語で Set a thief to catch a thief.
- 捕らぬたぬきの皮算用、は英語で Don’t count your chickens before they are hatched.
- 泣きっ面に蜂、は英語で It never rains but it pours.
- 鵜のまねをして溺れる烏、は英語で The jay is unmeet for a fiddle.
- 窮鼠猫を噛む、は英語で Despair gives courage to a coward.
- 蓼食う虫も好き好き、は英語で Every man has his delight.
- 虎穴に入らずんば虎児を得ず、は英語で The more danger, the more honor.
- 腐っても鯛、は英語で A good horse becomes never a jade.
足下から鳥が立つ は英語で何て言うの?
- Many things happen unlooked-for.
- Better be the head of a dog than the tail of lion.
- Set a thief to catch a thief.
- Don’t count your chickens before they are hatched.
- It never rains but it pours.
- The jay is unmeet for a “fiddle.”
- Despair gives courage to a coward.
- Every man has his delight.
- The more danger, the more honor.
- A good horse becomes never a jade.
足下から鳥が立つ、は英語で Many things happen unlooked-for.
<直訳>A bird rises into the air from one’s feet.
思ってもいなかったことが多く起こるものだ。
意外なことが身近なところから起こって驚く、という意味のことわざです。日本語では「足下をすくわれる。」などともいい、予期しないことが自分の足下(あしもと)から起こることはありがちなことなのかもしれません。英語のことわざでは、比喩を使っていないところが英語らしいストレートな表現です。
鶏口となるも牛後となるなかれ、は英語で Better be the head of a dog than the tail of a lion.
鶏口(けいこう)となるも牛後(きゅうご)となるなかれ。
<直訳>Better be a head of chicken, but not the tail of a bull.
ライオンのしっぽになるより犬の頭になったほうがよい。
大きな組織の中で低い立ち位置にいるよりは、小さな組織でもトップになったほうがいいという意味です。日本語ではニワトリと牛、英語ではライオンと犬を使って表現しています。あなたは「鶏口」派ですか?それとも「牛後」派ですか?もちろん誰でも人にこき使われることは嫌いだと思いますけど、あえて人の上に立ちたくないという性格の人もいますよね。日本人には多いんじゃないかと思います。
蛇の道は蛇、は英語で Set a thief to catch a thief.
蛇の道は蛇。(じゃの道はへび)/ 毒をもって毒を制する。
<直訳>Snakes follow the way of Serpents./ Set a poison to remove a poison.
泥棒を捕まえるには泥棒を使え。
日本のことわざは、大蛇が通る道のことは小さな蛇も知っているという意味です。英語の「泥棒を捕まえるには泥棒を使え。」というのは泥棒のことは泥棒が一番よく知っているのでたやすく捕まえられるいう意味です。どちらも同類の者たちの間には、彼らだけが知る特別の事情ややり方があるということを表していいます。英語のことわざから思い出したのですが、以前私があるグループを組織するときに、トラブルメーカーが2人いてその2人をわけるか離すかということになったときに、私は2人を同じグループに入れることを提案しました。彼らをわけて2つのグループに問題が発生するよりは同じグループに入れておいてお互いをけん制させたり、戦わせたりすることで被害を最小限に抑えようとしたわけです。「毒をもって毒を制した」わけです。結果はうまくいき、どちらのグループにも大きな問題が発生しませんでした。めでたしめでたし。
捕らぬたぬきの皮算用、は英語で Don’t count your chickens before they are hatched.
捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
<直訳>Don’t count Raccoon Dogs before you catch them.
ひよこが孵る前から、その数を数えるな。
このことわざはまだ手に入っていないのに、入ったときのことを想定して、あれこれと計画をたてることを表現していています。日本のことわざでは、加えて暗にまだ起きていないことを自分の都合のよいように解釈することは愚かしいことを諭していると考えられます。もし、宝くじが当たったら、何を買おうかなとあれこれ想像することは楽しいっちゃ楽しいけど、空しくもありますね。
泣きっ面に蜂、は英語で It never rains but it pours.
泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)
<直訳>Got stung on the weeping face by a bee./降れば土砂降り
英語も日本語も負の連鎖は続くと表しています。どうしてなんでしょうね。泣いていたら、蝶がきて慰めてくれてもいいんじゃないかなと思うのに、どうして蜂がきて刺すんですかね。腹立ちます。自然や大きな宇宙の摂理はそうなっているんですかね。ごめんなさいって感じ。
鵜のまねをして溺れる烏、は英語で The jay is unmeet for a fiddle.
鵜のまねをして溺れる烏(うのまねをしておぼれるからす)
<直訳>A crow which tries to do what a cormorant did gets drowned.
カケスはバイオリンには不向きである。
魚を水際でうまく捕ることができる鳥の「鵜」をカラスがまねをして溺れるとうことです。英語でも鳥が出てきます。Jay はカケスのことです。「カケスはバイオリンは弾けないよ。」と表現します。鳥も昔から多くのことわざに登場します。とりわけカラスはレギュラーメンバー的によく登場します。でもカラスは弱者や愚か者というキャスティングが多いです。見た目があまり魅力的ではないからでしょうか。黒、嫌いじゃないですけど。
窮鼠猫を噛む、は英語で Despair gives courage to a coward.
窮鼠猫を噛む。(きゅうそ ねこをかむ)
<直訳>A cornered Rat bite a Cat. 絶望は臆病者に勇気を与える。
絶対絶命の窮地に追いやられると弱者といえども力を出して強者を負かすことがあるということわざです。どうしてもこの絵を思い出すときに「トムとジェリー」を想像してしまうのは私だけでしょうか。話がそれました。「火事場の馬鹿力」も似たニュアンスですね。人間は窮地に立つととんでもない力を発揮できるという意味で、窮地では脳のリミッターが外れて大きな力を出せることは科学的にも証明されているようです。あるべきは窮地に追い込まれる前に計画的に事を処理できたら、猫を噛む必要もなくなります。それができないから窮地に追い込まれるんですけど。
蓼食う虫も好き好き、は英語で Every man has his delight.
蓼食う虫も好き好き。(たでくうむしも すきずき。)
<直訳>A worm amaong other likes tade.
どんな人にもそれぞれの楽しみがある。
人の好みはそれぞれで、一概に美しいとか外見だけで説明できるものではないという意味です。ところで日本人で「蓼(たで)」を正確にイメージできる人はいるのでしょうか?現代の日本人だったらサラッと”Every man has his delight.”って言いたいですね。「たで」っていうよりかなり自然だと思います。
虎穴に入らずんば虎児を得ず、は英語で The more danger, the more honor.
虎穴に入らずんば虎子を得ず。(こけつにいらずんはこじをえず。)
<直訳>You cannot catch a tiger’s cub unless you enter the tiger’s den.
危険が大きいほど名誉も大きくなる。
危険なことをしないと大きな利益や成果を手に入れることはできないという意味です。中国では昔から虎を強いもの、狂暴なものの例えとして引き合いに出してきました。日本でも「トラ」や「鬼」はそのように使われています。大きな危険を冒してまで挑戦した結果にはその冒険の価値に見合った報酬が得られます。
腐っても鯛、は英語で A good horse becomes never a jade.
腐っても鯛(くさってもタイ)
<直訳>A sea bream is a sea bream even if it is rotten.
名馬は決して駄馬にはならない。
もともと優れているものは、多少いたんだりしてマイナスの面が加わったとしても、それなりの価値や本質は変わらないということを表現しています。英語では、「名馬は決して駄馬にはならない。」と言っています。”Jade”は年をとって使いものにならない駄馬のことを指します。でも、よくよく考えたら、どんなに優れた馬でも年をとって使いものにならなければ、それは「駄馬」というものではないかと思うのは私だけでしょうか。
サラブレッドは年老いても
サラブレッドだよ!!
何か知りたいことわざがあったら
コメントからよろしく!
コメント